4/20から二十四節気『穀雨』の頃に入りました。その名に相応しく、雨模様の空が続いています。
『穀雨』の次の節気は5/5の『立夏』。
春の一番盛りの頃に、次の季節である夏の芽が出ます。夏が生まれ、夏が目を覚ます頃。
立夏の前18日間を『春の土用』といい、次の季節を迎えるための準備期間になります。
春土用は、一年に4回ある土用のうち、冬土用についで心身への影響がキツいとも云います。
春の天気は穏やかなようでいてい、春雨が続いたり、急に寒くなったり暖かくなった変わりやすく、風も強く意外と冷たかったりする。
また、新年度、新学期で変化した環境の疲れが心身ともに出やすい時期でもあるので、この時期の過ごし方についてご紹介します。
春土用の過ごし方
*2/4の立春から今までを振り返り、少し無理をして過ごすことが多ければ、休息をいれながら出来るだけゆったりとマイペースで過ごすと吉。
*土用の時期は体が次の季節へと変化しているため体調を崩しやすいので、あれこれ動かずに、家の中のことや足元の強化を行うとベスト。
- 大掃除と整理整頓
- 各種定期点検
- 季節に応じた部屋の模様替え
*土用は体に溜まったモノを出しやすい時期。この時期に「出す」ことで次の季節を元気に迎えられます。
- 自分自身の毒だし(デトックス)
- 太陽の光を浴び、海へと出かけたり、スポーツで汗をかく
- 湯船にじっくりと浸かる
- 食事に気をつけ、腹八分目。
*いつもより生活リズムをスローダウンして、自分の心と身体のメンテナンスをしてみる。
または、その余裕のある時間を保つようにすると良い時期です。
*新しい人間関係や環境を体験する春は、それがポジティブなことであってもストレスがかかっています。ON、OFFの時間の切り替えを意識する。
*寒暖の差による冷えに注意!
*冷えによる「免疫力の低下」に注意!
特にお腹を冷やさない。外側からも内側からも冷やさない工夫を。
気温が上がると冷たいものが美味しいですが、過ぎないように。過ぎたと感じたら、温かい味噌汁やお茶、白湯を飲むなど、温めるを心がけて。
*腎臓から肝機能が低下しやすくイライラしがちです。
目を休める、新緑を見ると良い。
*環境が変化する時期、周囲と自分とのギャップを感じて自分が揺らぎやすく、季節の変化と合間って心身のバランスに不調をきたしやすい時。
『バランスをとろうとして不調が起きやすい時期』だと割り切って、睡眠の質や食事に気を配り、不調を感じた時もネガティブに捉えすぎず、早めに対処するようにしましょう。
- 朝日を浴びてセロトニンUP!
- 朝や寝る前、仕事の合間に深呼吸をして緊張をほぐす
- 疲れを感じたら酸味のあるものを食べる
*疲れた時の甘味はすぐ元気になるものの、習慣になると血糖値が乱高下して体にストレスがかかります。
その結果、イライラしやすくなる、さらにストレスが溜まる、の悪循環に陥りやすいので、ほどほどに。
梅干しや酢の物を積極的に摂るようにし、お酒にも柑橘類を絞ったり工夫してみて。
土用は胃腸のケアをする時期
胃腸を労ることで、食べ物をしっかり消化吸収し、生命エネルギーを作り出すことが大事。
エネルギーがしっかり満ちていれば、季節の変わり目の気温変動があっても体をしっかり調節出来ます。
ちゃんと食べているのに疲れやすい、食べた後猛烈に眠くなる、という人は胃腸が疲弊しています。
胃腸の働きが悪いため、エネルギーが消化に全力を注ぐので疲れるし、猛烈に眠くなるのです。
胃腸の働きが悪いのにたくさん食べても、それがそのまま元気=エネルギーになるわけではありません。食べ物から体の役に立てうエネルギーを作るには、消化吸収の働きが必要。
胃腸の弱い人が元気になろうとて無理にたくさん食べると、ますます胃腸の働きが悪くなり疲れます。
- 少食にして胃腸を休めるプチ断食をする
- 間食を控える
- 夕食を軽く、早い時間で済ませる
- 夕食後、次の日のお昼まで食べない
- 寝る4時間前には食べ終える
- よく噛む(一口50回以上)
出来ることからやってみてください。