前回は土用の時期に避けたい一般的なことをお話したので、今回はこの時期にしたいこと、からだ的に避けた方が良いことを。
土用は『清算』のとき
土用は、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間で、各季節が一番深まっていく時期であると同時に、季節の変わり目でもあります。
何故なら旧暦ではその季節の一番盛りの時に次の季節の芽が出る、と考えているから。
冬の土用で言えば、一番寒さ厳しい2月初旬、今年だったら2月3日の立春に春が目を覚まします。自然界のエネルギー(氣)は陽へと転じ、陽のエネルギーが増していく。
人も自然の一部なので、人の身体も春へと変化を始めます。
なので、春が目を覚ます前までに、春の体へスムーズに移行出来るように身体を整えておきましょう、という時期なのです。
西暦11/7の立冬から今までの間、頑張って働いてきた身体(内臓)の棚卸し。一旦リセットして、メンテナンスする時期と言えます。
冬土用の期間にしたいこと
- 節分(今年は2/2)を目安に片付け、整理整頓、大掃除
- 各種定期点検
- 季節に合わせた部屋の模様替え
からだ編
胃腸を労わり負担を減らし温める
- よく噛んで少食にし胃腸を休める
- プチ断食、断食(土用の時期の断食は最も効果的!)
- 間食を控え、夕食を早い時間に済ませたり、夕食後翌日のお昼まで食べない16時間断食など
春の五味である『酸味』を前倒しで摂る
根菜・甘みのある野菜・豆類・穀物を摂る
白砂糖の甘みは持続的なエネルギーにならず、ますます必要を感じるが、穀物や野菜の甘みは持続的で血糖値が安定するため腹持ちも良い
根のものはエネルギーがデンプン、オリゴ糖として蓄えられ、葉に比べて多い
黄色い食薬を摂る
陰陽五行で土用は『黄色』、黄色い甘みを塩気を加えて頂くと良い。
半身浴
瞑想
情報の断捨離
情報が氾濫している時代、多過ぎる情報や思考を溜め込むと交感神経が優位になり、胃腸の働きを弱める。胃腸が弱るとエネルギーを作り出せなくなる。
心地よく感じたり、頭を空っぽにする時間を意識的に作る
ヨガをしよう!
冬土用の間に避けたいこと(からだ編)
生もの、冷たいもの、脂っこいもの、甘いものを食べ過ぎない
からだを冷やします。甘いものは脾を養いますが、過ぎると傷めます
食べ過ぎない
身体を冷やさない
熱を発散させる働きがあるため、お酢の摂り過ぎにも注意。
果物をやや控える
季節の果物、みかんはOK!
寒さの中で活動し過ぎない
一年で一番寒い時期、冬眠する動物や、葉を落としてエネルギーを溜める植物もある中、人は活動を続けています。そのため、寒さの中で体温を上げるためにエネルギーを消耗しやすい。
厳寒期には活動し過ぎないように注意しましょう!
とはいえ、じっとしていろということではありません。
昼間の暖かい時間に適度に動き、夜はしっかり休息する。そのバランスが大切です。
土用は『自分を労わるとき』。
今まで頑張ってきた自分のメンテナンスをし、春に元気一杯活動出来るように養生しましょう!
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