柿が美味しい季節です。
柿の木があるご近所から以前はお裾分けを頂いてましたが主がお亡くなりになってからは放置状態。
ここ数年、近くを通る度に、惜しいなぁと指をくわえて見てました。なんとも食い意地の張った話です。
昭和の頃から建つ雰囲気ある古民家が取り壊され、鬱蒼とした庭の無花果や桜、夏みかんや柿の木もすべて抜かれて今はピカピカの家が建っています。諸行無常。
秋の土用の期間だからか甘い物が食べたくてスーパーへ。
「種なし」と書かれた柿が並んでいました。
わたしは普通の、昔からの種ありの柿が食べたかったので、「種なし」の表示のない富有柿を買いました。
の、はずだったのですが
種なしでした。
うーーーむ。
食べました、美味しかったです。
でも、本来種のある食べ物なのに、種なしに変えてしまうのが何となく気味悪く感じます。
種を出来なくした食べ物。子孫を残す力のない食べ物。
ああ、でもそう考えたら蜜柑もおなじなのですね。
神経質過ぎるのかな。
昔ながらの種のある柿が食べたいなぁと思う今日この頃です。