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湘南エリアでYOGAを伝えているriaのつれづれ

冬の土用の過ごしかた

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あっという間に2月ですね。

今年は2/3が節分、2/4は立春で、冬の土用の期間ももうすぐ終わりです。

日本は四季の移り変わりが美しい国。ある種のカレンダーを良く見ると、春夏秋冬それぞれの季節の前には必ず立春立夏立秋立冬という区切りの日を見つけることが出来ます。

そしてその前の18日間が『土用』という期間に当たります。

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冬の土用立春までの18日間で、寒の土用とも云われ、4つの土用の中でも心身への影響が最もキツく注意が必要。

何故なら最も冬を感じる季節で、一年の中で乾燥と冷えが一番厳しく、体温も消耗しやすく免疫機能も衰える頃だからです。

とはいえ、自然界もヒトの身体も少しずつ春への準備を始めるときでもあり、梅が少しずつ咲き始め、枯れているようにみえる桜もよ〜く見ると蕾が膨らんでいて、寒さに縮んでいた心もホッとします。

来たる春を元気に迎えるために、冬土用の期間どのように過ごしたら良いでしょうか。

冬土用の過ごしかた

冬の間、厳しい冷えと乾燥から身体を守るために腎が働き、冷えないように頑張っています。土用に入るとそれまで頑張って働いてきた腎を助けるために脾が氣血を送りエネルギーを補います。

来たる春は、陽気が盛んになり万物が芽生え、生き生きとする季節。人の身体も自然界の一部なので、同じように陽気が盛んになり活動的になります。そのためには『肝』が重要な働きをするので、冬土用の期間に『脾』は『肝』にも気血を補い手助けをします。

胃腸を労わる

土用の性質は東洋医学では『脾・胃』。西洋医学で云う脾臓と胃とは全くイコールではありませんが、胃腸の働きと捉えるとわかりやすいと思います。

年末からお正月、新年会などで胃腸の疲れが出る時期。

寒さにより身体が冷えると胃腸も冷えて働きが低下、さらに厳しい寒さによって呼吸も浅くなり一種の酸素吸入不足となることから、巡りが悪くなり、食べ物が腸内で不完全燃焼、消化不良を起こしやすくなります。

消化不良=美味しく食べたものを消化出来ないと、未消化物(アーユルヴェーダで云うところのアーマ)=老廃物が溜まりやすく、体調不良や疲れなどの症状が出やすくなります。

良く噛んで少食にし、胃腸を休める
間食を控え、白砂糖を省く

自然の甘味が良薬となります。漂白された白砂糖の摂取を控え、甘酒や穀物、野菜の天然の甘味を摂ります。

粗食にし、プチ断食を行う

一汁一菜または一汁二菜にして、玄米か雑穀米に味噌汁を基本にします。夕飯をなるべく早めに終え、次の日のお昼まで何も食べないプチ断食をすると胃腸の燃焼効率が良くなり、血管や腸に滞った食べ物の残骸が一掃され疲れも少なくなります。

身体を温め、ゆっくり歩き、ゆっくり入浴する

早寝遅起き

夜は早めに寝てしっかりと休み、出来れば太陽が上がってから起きる。遅起きはなかなか難しいかも知れませんが、早寝をしてしっかり休養を取ることで自律神経も整い胃腸や肝臓の働きも良くなります。

太陽に当たり、適度に運動する

ちょうど季節性の鬱、冬季鬱が発症しやすい時期でもあります。

『脾』が弱いひとは胃弱な人が多く、考え過ぎて心配性になったり神経質になるので、晴れた日には外に出て散歩やウォーキングで太陽に当たり、ホルモンバランスを整えます。東洋医学的には激しい運動は避け、ゆったりしたヨガやストレッチがオススメです。

冬土用におすすめの食事

黄色く甘味のある食べ物が『脾』の食薬となります。

根菜類、干し芋干し柿、甘酒、きんぴら、筑前煮、けんちん汁など

 

この期間に年末年始のご馳走で疲れた胃腸を労わる生活をすることで、食べ物をしっかり消化吸収してエネルギーを作り出すことが大切です。

エネルギーが満ちていれば、ますます厳しくなる寒さと乾燥や、季節の変わり目の気温変動があってもしっかりと身体を調節することが出来ます。

 

来たる春に向けて、出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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