7日に二十四節気の『大雪(たいせつ)』を迎え、冬の深まりをぐっと感じる時季になりましたね
七十二候では『閉塞成冬 そらさむくふゆとなる』
陰陽の氣が離れ、天と地の氣が上下に分かれて空が塞がり、真冬が訪れる という頃。
22日の冬至に向かって自然エネルギーは陰へ陰へと高まっていき、冬至に極まります
『大雪』から『冬至』にかけてのこの時期は、日の出の時間がどんどん遅くなり、日の入りはどんどん早くなり、昼間の光の時間が目に見えて短くなっていく。
一番闇が濃くなるとき。
人も自然の一部なので、自然の変化に応じて体も心も変わっていきます。
なのでこの時季、
- わけもなく気分が塞ぐ
- 落ち込む
- 暗くなる
- やる気が出ない
- 出かけるのがおっくう
- 人に会いたくない
- 甘いものが無性に食べたくなる
- 甘いもの、炭水化物ばかり食べている
- やたらと眠い、昼間でも眠い
といった自覚症状がある場合は、季節性の鬱かもしれません。
冬季鬱(うつ)。
日照時間が短くなると、それに合わせるように気持ちが落ち込んだり、塞いだり、無気力になる。
最近は広く知られるようになったので、ご存知の方も多いと思います。
わたしは数年前まで季節性のうつ、冬季鬱があることを知らずに、ずいぶんと苦しい思いをしました。
ヨーガをして一時的に良くなるものの、いつの間にかまた、ずぶずぶと沼地に足を取られるように落ちていく。
ヨーガをしているのに、ヨーガの哲学も学んでいるのに、しかも教えているのに、なんてダメダメなわたしなんだろう。。。
でも、それが季節性の鬱であることを知って、かなり楽になりました。
自分にダメ出しし続けるのも、冬季鬱の影響だったんですね。
季節性の症状ならば仕方ない。自分のせいじゃなかったんだ。
だったら、季節の移り変わりにつれて良くなっていくはずだし、何か手立てがあるはず。
原因や改善方法などを調べてまとめ、記事にしたのが、わお、4年前でした。
もうそんなに経つのか〜
HSPの方は冬季鬱がキツいんじゃないかなぁ
わたし自身HSPなのでそう感じます。
ここ数年はわたし自身の調子も良く、この時季になってもそれほどキツくはなかったのですが、今年は周りから”気持ちが塞ぐ””やる気が出ない”など耳にします。
コロナウイルスの流行で生活がガラッと変わったこの2年、その影響も大きいですよね
なので、もう一度おさらい。
冬季うつの改善方法
さまざまな治療方法がありますが、日常生活ですぐに出来るものが
- 外に出て太陽の光を浴びる
- 照明を明るいものに変える
- リズミカルな運動をする(バランスボールの上に座ってボヨンボヨンするだけでもOK)
- 必須アミノ酸の一種、トリプトファンが豊富な食材をとる(玄米、バナナ、プロセスチーズ、大豆、魚、肉など)
ただし、うつの症状が重い時は身体を動かすだけでも辛いので、そんな時は無理をせず、窓際で日向ぼっこするだけで充分。
そしてもちろん、ヨーガや瞑想も効果的です。
ヨーガや瞑想で一時的に良くなっても、また悪くなることもあるでしょう。
それでも、心地良いと感じるならば、落ち着くならば、どうぞ続けてみてください。
わたしはヨーガと瞑想があったから、あの程度だったのかなと。もし無かったならば、もっと酷い状態になっていたかも知れません。
冬季鬱の原因と改善方法の詳しくは、こちらの記事をどうぞ。
ずっとこの時季が苦手でした。
寒くて暗い冬は大嫌い、夏大好きで、一年中ショートパンツにビーサンで過ごしたかったけれど、最近は春夏秋冬、四季を楽しめるようになり、冬や、冬が深まっていくこの時期も好きになりました。
薄暗い朝や夕方はキャンドルを灯して、その中で白湯や熱い珈琲をゆっくりと飲んだり
冷えて乾燥する冬を暖かく心地よく過ごすための冬支度を楽しんだり
今でもやる気の出ない時や感情気分が落ちる時はあります。
でも、それはずっとじゃないから。わたしのせいでもないから。
そんなわたしだけが、わたしじゃないから。
落ち込んだりダラけたり、そんなときはどう自分と向き合っていくのか、そんなときは他の人とどう関わっていくのか
考えたり、考えたことをやってみたり
それも 人が生きる ということなのだと思います。
鬱々としていても、ふと見上げた空や、沈む夕陽、夕焼け空、雪景色などにハッとして美しいなぁと感じることができていれば、きっと大丈夫。
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