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湘南エリアでYOGAを伝えているriaのつれづれ

薄陽が嬉しい今日の葉山

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予報に反して、薄くなった雲を透かし時には雲間から夏の陽射しが楽しめた今日の葉山。

子供たちが夏休みに入って最初の日曜だったんですね。

ビーチにはだくさんのファミリー、波に歓声を上げ、縦横無尽予測不可能に動き回るお子たちも、午後遅くなって雲の厚みが増し、陽射しが弱まると一斉に帰って行きました。

陽が高いうちは蒸し暑さにジトーッと汗が滲み出るようなのが、威力が弱まると湿気をたっぷり含んだ海風がジワリジワリと身体を冷やすよう。

梅雨明けもまだなのに、21日の土曜日から『夏の土用』の期間に入りました。(ダジャレか!)

夏の土用とは

今年は8/8が立秋、その前の18日間を『土用』と云い、次の季節になる前の準備期間のようなもの。

夏だけではなく、春夏秋冬、四季それぞれに土用があります。

 

今年は長梅雨で、陰ヨガクラスも『水分代謝の良いカラダ』を目指し『湿邪対策』のために脾経・腎経・肝経を刺激するポーズをずっと行ってきました。

梅雨時のカラダを整えるポーズは『夏土用』のカラダを整えるためのポーズとかなり重複します。

『土用』はカラダに溜まったものを出しやすい時期。この時期に「出す」ことで、次の季節を元気に迎えることができます。

『土用』に意識して整えたいのが『胃腸』。

美味しく食べたものがちゃんと消化吸収されて、元気に楽しく活動するエネルギーになるように、カラダの前側を通る脾経を刺激します。

胃が弱るとは、消化力が落ちるということ。消化力が落ちるということは、未消化物(アーユルヴェーダで云うところのアーマ)=老廃物が溜まりやすくなるということ。浮腫みや便秘、膨満感、倦怠感、などの不調が出やすくなり、脾経が弱っていると、やる気が出ない、物事を必要以上に悲観してしまう、などの弊害も現れるそうです。

 

さらに夏土用で意識したいのが『湿気』。特に今年は記録的な日照時間の少なさだったので、大地にも空気にもたっぷりの湿気がカラダにも影響を与えています。必要以上の湿気は『湿毒』となり、内臓を疲弊させます。

この時期、朝スッキリ起きられない、カラダが重だるいなどの不調は、内臓の疲れ、特に肝臓と腎臓が疲れが原因なのだそうです。

今日は2019年夏土用に入って最初のクラスだったので、水分代謝UP、脾経、腎経、肝経を刺激し、同時に腰痛予防と緩和も意識しました。

特に目新しいことはしませんでしたが、やり慣れているポーズだからこそ、『今のカラダの状態』をより感じることが出来ます。

前回よりやり辛い、やり易い、強張っている、柔らかいなど、、、

そしてどんな状態であっても、そのまま感じ、受け入れ、呼吸とともに変化を観察して行きます。

何らかの理由で硬くなったり、強張ったり、突っ張ったりしているカラダは、自分の意思ではどうにも出来ません。力任せにポーズをしても、ただ痛いだけで、それはもうヨーガではなくなってしまう。

自分の意思、自分の力ではどうにもならないことをそのまま受け入れて、ただその変化を見つめていく。

陰ヨガは自分自身へと瞑想していきます。

 

慣れないと、『まだ終わらないの?』『もうこのポーズ飽きちゃったよ』『動きたいーー!』なんて感情が暴れ出すかもしれません。

わたしもそうでした。笑

自分から陰ヨガを受けに来ているのに、『ホールド時間が長すぎる!動きたい!フローしたいよ〜』なんて思ってました。脂汗流しながら。。。

そんな時期があってもいいと思います。

 

暴れ出す感情、気分、どんどん移り変わっていく心、それもだんだんと客観的に見られるようになります。

 

暴れる感情、様々に移り変わっていく気分と心は『私』ですが、『私』は暴れる感情でも、移り変わっていく気分や心ではない。

暴れる感情と移り変わる心と気分を『観ている私』に気づくと、さらに陰ヨガの世界が深まって行きます。

 

身体を動かし易いようにメンテナンスしながらリラックスして心を癒し、自分の本質に気づいていく時間。

 

今日もご参加いただき、どうもありがとうございました!

来週は梅雨明けしていると嬉しいなあ。

 

 

今週のお題「空の写真」