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湘南エリアでYOGAを伝えているriaのつれづれ

黒地蔵盆@覚園寺

 9日金曜日の夜は覚園寺の黒地蔵縁日に行ってきました。
 
覚園寺鎌倉宮の奥、狭い坂道を上った左手にあり
普段は一般公開していない山間の古刹。 
 

毎年8月10日の午前0時~午後12時まで黒地蔵縁日が開かれます。


地蔵堂の本尊「地蔵菩薩立像」は、別名「黒地蔵」と呼ばれ
地獄の罪人の苦しみを少しでも和らげようと鬼(獄卒)に代わって火を炊いたため「黒くすすけている」
という伝説が残されています。

             何回彩色しても元に戻ってしまうことから「黒地蔵」と呼ばれるようになりました。
             火を焚いたことから「火焚き地蔵」とも呼ばれています。

昨年は午後11時過ぎに山門に並び、午前0時に本殿の方角
暗闇の中から濃い橙色の法衣を纏ったお坊さん達が読経と共に現れる、
とっておきの場面に遭遇できました
 
今年はのんびりし過ぎて 間に合わなかった(笑) 残念。
 
 
この黒地蔵縁日が盆の入りで、信者さんはこの後七福神詣をするのだそう。

 
黒地蔵詣の列に並びふと見上げると、チベット仏教のタルチョー(五色の祈祷旗)がはためいていました。


 覚園寺真言宗ですが、この黒地蔵縁日の時には宗派を超えて行うのだそうです。


黒地蔵さまから、五色の布が外へと伸びている。
五色ぜんぶ触れてからお詣りしました。
(何の意味があるのかな?前の方がしていたのを真似てみました)
 
ご挨拶をして列から離れる。

地蔵堂の周りには奉納された灯籠の優しい灯り。


境内を巡ります。
岩の洞窟の中にある、十三仏やぐら。


入口にはつる性の植物が垂れ下がり、緑濃い。
ろうそくの灯りに照らされて、十三仏さまがゆらめきます。

昨年はずっとお坊さまが立って読経をしてました。
般若心経、不動明王真言が澱みなく
洞窟にこだまして
それはそれは荘厳な鳥肌が立つくらい神聖な空間でした。

今年はタイミングが悪かったみたい。残念。
 
 
 
 地蔵堂の横を通って本殿へ。
写真を撮ろうとしたら、お寺の方にやんわりと戒められました。
本堂は撮影禁止でした。大変失礼いたしました。
 
ご本尊さまは薬師如来さま、両脇には月光菩薩日光菩薩
そしてこの三尊像を取り巻くようにして立つ、十二神将立像の存在感。

天井画も素敵でした。

もう一度地蔵堂の辺りまで戻り、灯籠を奉納する。

  
ご先祖様の魂に感謝を捧げました。


お詣りが済んだので、入口近くにある売店へ。
今年もパラダイスアレイが出店してて、あの酵素かき氷も。
黒糖ジンジャーにテキーラをかけてもらい、美味しく頂く。
 
アレイ独特の、芸術的なパン。
何て書いてあるんだろう?たぶん、黒地蔵盆


やっぱ、根底には愛だよね


 
 今年もお詣りが出来て嬉しかった。
 
お導き頂きまして、どうもありがとうございます。
 
来年もまた よろしくお願いします